みちのくさすらいツーリング第二日目
起床5:30少し前
テントからもそもそと這い出ると、大谷川下流がオレンジ色に染まっている。
デジカメを取り出して写真を撮って、朝の一服をしながらぼさーっと眺める。

すっかり日が昇りきったところで撤収してパッキング。
昨日の出発から三度目のパッキングだが同じように詰めているつもりでも
どうにもこうにも上手くいかない・・・やはり箱が小さすぎたのかと後悔しながら
長さのあるエアマットと椅子に加えて急な出番に備えて合羽を外に括りつけて何とか収める。
やっぱり横に長い箱にしたら良かったかな・・・今の箱が壊れたら考えよう。
河川敷は朝になっても風が吹きっぱなしでやたらと冷える。
パッキングが済んでから準備運動をしていたら橋を渡る散歩の地元民に
普通に挨拶されてびっくりした。おばさん・・・アンタ良い人だ。
出発して直ぐにR120、更にR119に乗る。
周りの車は朝の出勤なんでしょう、髭剃りしながらとかがあちこちに見られる。
R4が近づくにつれて渋滞しだした。すり抜けをしようかと思ったが
ただでもリスクの高いすり抜け走行を見知らぬ町でする気にはならない。
と言うか少ししてみたが他のバイクよりもペースが遅くて何だか申し訳ない。
通り沿いのコンビニに入って、駐車場のすみっこで椅子を出して朝食と決め込む。
自分と関係のない出勤ラッシュを眺めながらゆったり朝飯も悪くない(笑)
と、突然女子高生が話し掛けてきた。どうやらバイク好きらしくしばし談笑。
遅刻しそうだと言う女子高生に見送られつつ出発すると後ろから
「気をつけて〜」ミラーの中で手を振っている女子高生に向けて、
前を見たまま左手を振る。ヤバい、俺かっこ良くない?(笑)
昨日のおじさんとは一味違うイイ感j・・・しまった、写真撮っておくんだった(悔)
後ろ髪を引かれつつ渋滞のR119からR4にスイッチして北上していく。
程なくして昨日風呂に入っていなかったのでメットの中で頭がむずむずしてきた。
コンビニに入って地図をチェック。近くに温泉が無いかと探すと那須が近い様だ。
名の知れた那須温泉はちょっとなぁ・・・と考えてながら携帯を見ると
宮城県在住のporter360さんからメールが来ていた。
現在位置を返信すると一味違う温泉情報を送ってくれたので寄り道決定。
R4をそのまま北上して福島県に入り、白河でR4からR284にスイッチする。
一部高速道路のようなR4から管理人の地元を思わせるのどかなR284を走ると
途中からセンターラインも無いあからさまに細い道になる。
看板は出ているので道は間違ってはいない筈だが管理人の前には10tダンプが二台。
はっきり言ってダンプが一台通るのがいっぱいいっぱいの道をとろとろと進む。
途中分かれ道があってダンプとは分かれて更に山道を進む。
谷側に『落ちるな!100m下!』と書いた看板を見つけてちょっとビビる管理人。
無人の片側交互通行信号のある、傾斜もキツい九十九折を越えて
『甲子温泉(かしおんせん) 元湯 大黒屋』さんに到着。日帰り料金630円を支払う。

タオルとシャンプーを取りにバイクに戻ろうとしたら特別にタオルを貸してくださった。
普段はしていないそうだが管理人のブーツの脱ぎ履きを見てであろう、親切に甘える。
温泉は新しく作られた内風呂と、150年の歴史を持つ岩風呂の二種類。
先ずは内風呂で旅の垢を落とす。管理人以外に誰も居なかったので思う存分頭を洗う。
内風呂には小さいながらも露天浴槽もあるので貸切気分でじっくり溶ける。
阿武隈川の遥か上流だという清流の音を聞きながら紅葉の山々を眺めてしばしぼんやり。

話の種に、と続いて岩風呂へ向かうが岩風呂は谷へ降りて橋を渡った向こう側。
急な階段を下りていくと鉄製の橋が現れた。橋の向こうにはプールと建物が二棟。
一つは女性専用とあったので混浴の岩風呂に入ると中はどーんと岩風呂がひとつ。
脱衣所なんてものは無くて、屏風で仕切った棚の側。先客はおじいさんとおじさんの二人。
混浴なんて言ってもそんなものか、と思って深さがあって立って入る浴槽に入ると
入り口の戸が開いてバスタオルで完全ガードの女性が連れの男と入ってきた。
先客の男三人は湯船から出にくくなり、思わぬ長風呂を強いられてのぼせそうになる。
谷の斜面に沿った階段は一度弛緩した筋肉で革パンを履いて上り下りするにはツラい(笑)
ひいこら言いながら旅館のフロント前に戻るとお冷を出していただいたのでしばし談笑。
伊豆からだというとまたも独鈷の湯の話題が出てメジャーなんだなとまた実感。
大黒屋さんを後にしてまたも細い山道を抜けてR284を経由してR4に復帰。
明日はサイトに来てくれてる人と会う約束があるので殺伐と宮城県入りを目指す。
しかしこのR4という道は本当に流れが速い。ここまで来ればもう慣れたが
のんびり走ると後ろに四輪がビタ付けで流れに乗るだけでもアクセル全開に近い領域を求められる。
郡山・福島市と福島県を通過して遂に宮城県入り。思ったより早く着いた。
大きな町なのでここでバイク用品屋を探し始める。レバーとミラーを交換する為だが
R4沿いに進んで行ったらそれらしい店を見つけられないまま泉の方まで来てしまった。
道沿いにレッドバロンがあったので飛び込んで『南海部品仙台店』を教えてもらう。
日が傾きかけてきた頃に到着してブレーキレバーとミラーを購入して薄暗くなってきた駐車場で取り付け作業開始。
安さ(1050円/個)で購入した楕円形のミラーは、小僧チックな見た目より湾曲ミラー故の距離感に馴染めない。

目下の不安が解消されたところでお腹も減ってきたので晩御飯をどうしようかと思案。
『仙台=牛タン』の素人発想の基にメールで情報収集。店員さんやお客に聞き込みをすると
どうも駅前に店が集中しているらしい。R45に出て仙台駅を目指して西へ向かう。
駅が近づくにつれ道は渋滞模様、これくらいの方があちこちきょろきょろ出来るので助かると思っていたが
それらしい通りを見つけられないまま駅前に進む。と、急に混雑したままで流れ始める道路。
タクシーがてんでにウィンカーやハザードを出していて何が何やらさっぱり分からない。
ぶつけない・ぶつけられない様に周りを警戒しながら迫った交差点を直進するのが精一杯。
しかし、交差点を抜けるとがらっと交通量が減ったので路肩で一服する。落ち着いたところで辺りを見ると
オフィスビルが多い区域の様だが、居酒屋の様な灯りもちらほら見えるので近くまで進んでみると
『牛タン定食』の看板を発見!!今日の晩御飯はここに決定です。ていうかまた駅前に特攻をかける気にはなれません。
お店の前には自転車やバイクが数台停まっていたのでその並びにバイクを停めて入店。
牛タン定食と白菜キムチ、ウーロン茶を頼んで携帯を見るとporter360さんから携帯に着信があった。
メールも着信しているので見てみると「良かったら今日はウチに泊まりませんか?」とのお申し出。
昨日の日光よりは寒さのゆるい仙台だが電話をかけてここはお言葉に甘えさせてもらう事に。
心配事の無くなったところで遂に牛タン定食の登場。塩味の牛タンは美味の一言。。
定食のテールスープも麦ご飯も美味しい。別で頼んだ白菜キムチも辛さと酸味が程よい感じ。

すっかり堪能したところでporter360さんに迎えに来てもらうべく若干移動する。
道に迷うが何時の間にかR4に出ていたので結果オーライとして、コンビニに入ってporter360さんに連絡。
程なくして、娘さん二人を車に乗せたporter360さん登場。ずいぶん久々の再開。
夜なのに元気な娘さんにも挨拶すると、上から下まで革で黒尽くめの管理人に怖がるどころか
「パパみたーい」・・・良い子だ(感涙)普段子供に引かれる管理人は余計に感動。
夜遅くに小さなお子さんがいらっしゃるにも関わらず、奥様にも笑顔で迎えて迎えて頂いた。
革ジャンや比較的貴重なものをおうちに置かせてもらってスーパー銭湯極楽湯へ連れて行ってもらう。
バイクの話などつらつらと話しながら足をマッサージ。程よく茹で上がって再びお宅にお邪魔する。
ビールまで出して頂いて、PCでwebに触れたりバイクに限らない色んな話をして、今日は贅沢にも布団で就寝。
本日の走行距離 380km
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