札幌冬の陣 続き


羊ヶ丘展望台を後にして、柏倉さんの運転で札幌の町の中へ向かって車が走る。
次の目的地は観光地では、ない。ただのビルの一室である。

今回の北海道行きを柏倉さんに知らせ、いよいよ出発まで残り数日となった或る日、柏倉さんからメールが届いた。

「寿郎社さんに行ってみないかい?」

寿郎社さんと言えばサイトTOPにリンクも貼った、山田深夜氏の本を発行する出版社である。
そこの社長さんである土肥さんには既にその旨伝えてあると言う。ではお邪魔します〜となったのだけれど、
その為、実は朝から柏倉さんは、何度か土肥さんに電話をかけていたのだけれど、これが繋がらない。

結局、今日は一度も連絡が取れないままに寿郎社さんに到着。柏倉さんが一足先に様子を見にいってくれた。

寿郎社さんに来ましたよ〜

待つ事1〜2分、柏倉さんが笑顔で戻ってきた。土肥さんがいらしたらしく二人でビルの中へ。
失礼します〜と寿郎社さんにお邪魔すると女性の社員の方がお仕事中・・・二冊予約しただけの人間がすみません(汗)

先ずは挨拶。土肥さんは西原さんの漫画のイメージとは少し違った、笑顔の優しい人でした。
柏倉さんが、管理人と土肥さんをそれぞれ紹介してくれたので、サイトでのリンク許可のお礼を述べる。
と、土肥さんからもお礼を言われちゃって恐縮する事しきり(汗)身内しか来ないサイトで宣伝効果少なくてすみません(汗)
酒飲みだと聞いていた土肥さんに、お土産に持って来たのは本山葵と山葵味の海苔の佃煮(柏倉さんにも同じ物を)。
今回持って来た山葵は事前の手回しが上手くいかなくて正直、渡すのが恥ずかしい位なのだけど喜んでいただけた。

出来たばかりだという山田深夜氏の『千マイルブルース』(現在は絶賛発売中)の表紙カバーを見せていただいたり、
色々な話をさせていただく。殆どは柏倉さんと土肥さんのお話に混ぜてもらう格好だったけれど(汗)
楽しい、時間はゆっくりな様で存外早く過ぎ、次の予定のある土肥さんの出発の時間が来てしまった。

実は寿郎社さんまでに来る途中の車内で柏倉さんと

「カバー付け手伝うか、本の一冊も買っていこうねぇ(笑)」

なんて、冗談とも本気ともつかない話をしていたのだけれど買うどころの話じゃない(汗)
それじゃそろそろお暇しましょうと席を立った管理人。お土産に、と本を頂いてしまう事に(汗)
しかも土肥さん、あれもこれもと管理人の手に渡してくれて、持ち帰り易いようにとペーパーバッグまで(汗)
柏倉さんからも一冊頂いてしまってこれじゃあ迷惑をかけに来たようなものじゃないですか(汗)

ビルから外に出る。駐車場まで見送りに来てくださった土肥さんに握手をしてもらう。
話している最中にも感じた人柄の良さが手のぬくもりでも感じられた。優しい、暖かい手をした人でした。


車は札幌市内を快調に走る。次の行き先を柏倉さんに聞いたら晩飯にスープカレーを、という事になり、
サッポロファクトリーと言う場所へ向かう。会話をしながら車は進む・・・進む・・・進む・・・柏倉さんが一言。

「あれ〜・・・どこだったかなぁ」

いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや(笑)
黙っていれば分かりませんから大丈夫ですよぉ(笑)とフォローを入れる管理人だがしかし、

「ええとね、これをこのまま進んで行くと多分ね・・・ホラさっきの○○病院(笑)」

数分前に、特徴のある名前で少し話題になった病院の前を、大笑いしながら二度目の通過(笑)
柏倉さんは案内人に近い感覚なのかも知れないけど普通にドライブだと思えば迷子もまた楽しい(笑)
しかし、やがて目星のついた柏倉さん。車は目的地のサッポロファクトリーに到着。

サッポロファクトリーは観光客と地元民の、両方をターゲットにした様な・・・土産物も売っているショッピングモール(だと思う)。
先ずは土産物を扱うテナントが入っている建物へ向かいうろうろ・・・何か買いたいと言った訳ではないのだけれど、
柏倉さんが気を使ってくれたのかしら?と思っていたら管理人と違って何かを探している風の柏倉さん。
この時はすっかり忘れていたのだけれど柏倉さんは、出発前にBBSで話題になったビールゼリーを探していたのでした。
そして程なくビールゼリーを発見。ブーツの形のグラスにビール色のゼリーが入り、メレンゲみたいなので泡も再現。
なるほどBBSで教えられたとおりの見た目。おおこれが〜と話をしただけでその場を後にする買わない二人(笑)

別に建っているショッピングモールの方に移って男二人でウィンドウショッピング(笑)
アウトドア系のアパレルショップに入って隅々までうろうろうろうろうろうろうろうろ・・・地元民に溶け込む管理人。
やたらと歩いたり座って話をしたりして程よくお腹が空いたところでショッピングモール内のスープカレーのお店に。

行ったお店は札幌スープカレー南家さん。敢えて下調べをしなかった管理人だがカレーは好きなのでとても楽しみ。

南家さんはスープカレー専門の店で、ドリンク類の他は『何カレー』なのか、と『追加トッピング』、それに『辛さ』を選ぶだけ。
カレーは好きだが無闇と辛いのは苦手な管理人。初めての店では目安も何も無いので普通っぽい中間の辛さを選ぶ。

話していたせいもあるのかも知れないがそれほど待たずにスープカレーが運ばれてくる。
辛さは程ほど。口に入れて、一拍置いて辛くなる。しかし直ぐに引いて、ややおいて・・・熱くなってくるんですね〜。
管理人のイメージではスープカレーとは言うよりはスパイシーな、カレー風味スープな印象。
それどう違うんだって聞かれるとニュアンスの問題なので返答に困るから聞いて欲しくないんだけど。

ライスにごろごろっと乗ったお肉がやわらかくてお肉大好き管理人には堪らないが、予想を裏切ったのは野菜。
大きめのごろごろ入ってる野菜のどれもが、スープの辛さとそれぞれの旨味と良い相乗効果を出している。
こいつぁご飯が旨い!ビールはもっと旨い!!はい、また一人だけ飲みました、柏倉さんごめんなさい(汗)
スパイシーな辛さに汗が吹き出てくるけれど、正直言って拭く間が惜しい。ばくばく食べて満腹満足しあわせ〜。

下手に名の通ったラーメンより良いかも


サッポロファクトリーから外に出ると、すっかり日が暮れていた。札幌の宿に泊る管理人はどうでも良いとして、
車でご自宅に帰る柏倉さんの事を考えれば時間的にはそろそろリミット。札幌市内の中心へ向かって移動。

朝からバカ話から真面目な話まで色々してきたけれど、お別れの時間となればしんみり・・・しないんだなぁ、コレが(笑)

話題は早くも今年の夏の話に。去年、交通事故で入院した事で成し得なかったツーリングを今年は実現させ、
その時にはこちらからお邪魔して、もっと旨いジンギスカンを食べさせて下さい!食べましょう!
その時こそは一緒にビールを飲みたいですね!飲みましょう!と盛り上がる。
半月後の計画を練るかのような、やけに具体的な話がどんどん出てくる。まだ半年先なんだけど(笑)


ホテルの目の前まで送って頂いて夏の約束を再確認し、走り去る柏倉さんの車を見送ってホテルに入る。
長いようで短い、あっと言う間の楽しい一日はこうして終わった。





続く