みちのくさすらいツーリング第五日目
起床6:30頃
朝、警備会社の人っぽい見回りの人の足音で目が醒める。寝転がったままで見上げるが
管理人には一瞥もくれずに情報端末などをチェックしている・・・良くある事なんだろうか?
のろのろと駐車場の水道で洗顔したり、撤収してパッキングしたりなんて事をしていると
同宿のひひろさんも出立準備をはじめた。いつもいつも思う事だがバイクと違ってチャリダーの人は
装備の選択の仕方が上手いと言うか最小限に抑えるのが上手いと思う。勿論人によって経験の差もあるのだろうが
荷物が厳選されているから出発時のパッキングも当然早い訳で、管理人がもたもたしている内にすっかり準備完了。
お互いの今日の予定なんかはおおまかにだが話していて、じゃあお見送りしましょうと外に出ると
見覚えのあるジャンパーを着たオフ車の人物が駐車場に・・・今日の約束の人、柿Pさんでした。
確か柿Pさんにも『どうでしょう』ネタは通じる筈だとひひろさんの旅のメインテーマを話し、
柿Pさんと管理人、バイク二人でお見送り。道中ご安全に、またどこかの道の上で会いましょう。

ひひろさんを見送ってから柿Pさんと少し談笑。柿Pさんは今日は仕事に行くと家を出てきて、
ジャンパーとオーバーパンツの下は仕事着なんだそうで、なるほど水色のシャツの襟が首元に見える。
このレポート・・・ご家族に見られない様にして下さいね(汗)
ここ数日だけの話なのか、宮城が暖かいのか管理人には判別が出来ないが
始動のほんの僅かな時間だけチョークを引いてやるだけで安定したアイドリングをはじめる相方。
以前は煙草一本吸う間くらいアイドリングをしていた管理人だが、最近になって暖機の仕方を改めたのでさくっと出発。
R4を南下すると走っているひひろさんに追いついたので柿Pさんと二人で抜きざまにハンドサインを出す。
こちら二人はR4から左折で県道16号に入る。極端に交通量の減った道は好天と先導してくれる人の存在でとても走りやすい。

県道16号線から県道146号、更に県道146号線から県道9号線へ。目指すは日本三景のひとつに数えられる松島。
R45に出て直ぐに左折して国道から外れ、護岸なのか埋め立てなのか工事中の区域に進むバイク二台。
何台か車の停まっているところにバイクを停めて海を見ながらまったり一服。
柿Pさんに言われるままにコンクリートの岸や海に立っている竹竿を見ると貝がびっしりと付いている。
何かと思ったら牡蠣なんだそうで、養殖をしている関係でこの辺りはこんななんだそうだ。
小さいけれど採れば普通に食えると言われたが、湾内のせいか海があまりきれいじゃないので苦笑いで辞退(笑)
牡蠣は大好きだけれども流石にこれはちょっと・・・そこまでチャレンジャーにはなれません。

バイクに戻ってまた少しばかり移動して松島観光の中心、遊覧船乗り場の辺りに移動。流石に車も多くなり、
如何にバイクとはいえそこら辺に適当に停める訳にもいかないので少し離れた無料駐車場にバイクを置いて歩いて船着場へ。
暖かとまで言っても異論なさそうな陽気の観光地を、上下革の黒尽くめが歩く。後ろで何か言われた気がしたが
自分の為に聞こえなかった事にしておいて、思ったよりも歩いて船着場に到着。
良ぉ〜く見るとやはり海はそれほどきれいとはいえないが景観は確かに抜群にきれいで、
柿Pさんにあれこれ説明をしてもらいながら遊覧船乗り場の桟橋に入りこんで、
(偶然)船が苦手な二人が、遊覧船に乗りもしないのに乗り場の奥まで遠慮無しにどんどん進んでいく(笑)

しかし確かに景色は良いけれどもいつまでも見ていられる物でもない。「笹かまでも食べようか」との柿Pさんの一言で
国道沿いにある、大きな笹かまぼこの看板のお店へ。手焼きの笹かまぼこ(150円/本)が食べられるそうだが初体験だ。
お店の中をきょろきょろしながら焼いていたらすこし焼き過ぎてしまった管理人だがこれはこれでまた良し(笑)
熱々の笹かまぼこを食べると言うのは今まで未経験だが、思ったよりも魚の味がしっかりしていて美味しい。
宮城名物のお土産がたくさん並ぶ店内をウロついたら旅のノートなる物を発見したので一言書き添えておく。
また、同じく店内でずんだもちを発見。購入は見送ったが(そう言えばずんだーさんは元気かなぁ)とか思ったり。

駐車場に戻って出発したと思ったら直ぐに脇道に入る柿Pさん。後をついて行くと何やら公園の様なところだ。
奥へと、この表現が何人に通じるのか分からないが管理人の素直な感想をそのまま文章にするならば
「ココは・・・入ってって良いものかい?マズいんじゃないかい?藤村君?」くらいは言いそうな道に入り、突き進んでいく。
直ぐに行き止まりになったそこからは、さっきとはまた違った表情の松島の景観が広がっていた。

写真を撮って一服したらそそくさと退散するバイク二台。だってどう見ても歩いてのぼる展望台なんですもの(笑)
もと来た道に戻って太平洋に沿って南下していく。ここから先は管理人は良く道を覚えていない。
と言うか先導してくれている柿Pさんもこの辺りから時々、交差点で首を傾げていたりするのであった。
しかしやはり地元の人は大まかな地図が頭に入っているのでしょう、仙台空港の滑走路下を通る道なども経由して
亘理町に入る。ちなみに「わたりちょう」と読むそうですが管理人は地図で確認するまで読めませんでした。
亘理町は阿武隈川の河口のある町で『はらこめし』が名物だそうで今日のお昼はコレとツーリング出発前から決まっていたのでした。
柿Pさんの先導で着いたお店は荒浜島へ渡る橋の直ぐたもとにある『民宿 見晴』さん。
こじんまりとした食堂に入り、頼んだのは『はらこめし大盛 お刺身付き』鮭もタレもお米にもこだわっているそうだ。
鮭もイクラもご飯も大好きな管理人には、どんな料理かの説明を聞いただけでもたまらない料理である。
しばし待って出てきた料理は写真を撮っている間も惜しいと思えるほど美味しそうである。

感想を管理人が述べても良いのだが、ここは一つ柿Pさんの食後の言葉をお借りするとしましょう。
「これは・・・一週間くらいにこにこしちゃって仕方ないだろうなぁ♪」柿Pさん、そう言いながら既ににっこにこです(笑)
今日は出勤している筈の人がこの表情で帰宅したら何かあったと言うのはバレるだろうな(笑)
ぽかぽか陽気と満腹感で眠気が沸いてくるのを抑えてR4を目指して出発。
ただ南下するのならR6の方が近いが今日の管理人にはもう一件約束があってそれにはR4の方が先々都合が良いのだ。
少々迷いもしたけれど何とかR4に出られる目星がついたところで通りすがりのガソリンスタンドで給油。
柿Pさん情報では(最近はちょっとご無沙汰しているが)管理人もお付き合いのあるHNまぐぞーさんの地元らしい。
次に東北に来る時にはまぐぞーさんにもお目にかかりたいな、と密かに決意する管理人。
さて、今日はお仕事をしている筈の柿Pさん。今から帰ったのでは早過ぎるだろうと聞いてみると
山形で山賊(敢えて注釈はつけません)して帰るとの事。R4を流れに乗ってしばし二台で走り、
柿Pさんが山形に向けて右折するところで手を振りお別れ。23日に引き続き、大変お世話になりました。
さて、次の約束はと時計を改めて見るが、距離があり過ぎて余裕があるのかないのかさっぱり分からん。
取り敢えずR4福島県内を南へ向かって進む。途中から出来そうなところではすり抜けをしていく。
東北自動車道矢吹ICの看板が目に入ってきた頃に給油。地図を見ると時間的にかなりヤバそうな気がしてきたので
栃木のやっこさんにメールで遅くなりそうな旨を伝えて、矢吹ICから東北自動車道に乗る。
東北自動車道は何回か使って東名高速よりも流れが速い印象を持っていたが、やっぱり今日も流れが速い!(汗)
管理人のバイクは好条件が揃ってもメーター読み145km/hが最高なのだが、走行車線の流れが130km/h近いのには参った。
途中、那須の辺りで渋滞が発生していたが、お巡りさんごめんなさいモードで渋滞を何とかクリア(何ソレ)
宇都宮ICで降りてやっこさんにメールを飛ばし、返事を待たずにR119を走ってR123にスイッチ。東へ向かう。目指すは道の駅もてぎ。
時間的にはなんとか間に合ったかな?と言っても良さそうな時間である。陽もすっかり暮れたR123を走・・・はし・・・遠っ!
地図上での距離を低めに見積もったつもりはないが想像以上に遠い道の駅もてぎ。『茂木』の地名すら出てきやしない。
(まだ?・・・・・・まだぁ?)焦る気持ちでスロットルを開け続け、やっと到着した道の駅もてぎ。
車も人気も少ない中で、立ち上がって両手を振っている人が・・・やっこさん申し訳ない、お待たせしました(汗)
すっかり暗くなった道の駅もてぎの中を案内してもらう。キャンプ向きな芝生もあったのでチェックを入れつつ、
やっこさんと話をしているとやっこさんのお友達が登場。たまたま通りかかったのかと思ったら
管理人が何時頃になるか分からないのでやっこさんが時間つぶしに呼び出したんだそうで恐縮(汗)
三人でしばし談笑しながらこの後の予定を考える。やっこさんは「良かったらうちに泊まりませんか?」と言ってくれるが
管理人としては明日は天気が崩れるらしいので今日のうちにもう少し距離を稼いでおきたい。
朝から東京付近の渋滞を抜けるのもちょっと勘弁して欲しいところ・・・やっこさんにはお気持ちだけいただく事に。
アクセル全開で道の駅から走り去るお友達を見送ってから思いついて、二人で記念写真を撮る。

いざ出発!と思ったところでふと管理人のバイクを見るとブレーキランプが点きっぱなしになっているのに気付く。
こんな状態で、良く無事で宇都宮を抜けて来れたものだと幸運を噛み締めながら、応急処置をする。
かなりブレーキペダルが上がって、若干ブレーキがかけ難くなったがこれで妥協してやっこさんと宇都宮を目指して出発。
交通量の更に減ったR123、もと来た道をやっこさんの先導で走る。スムーズでジェントルなやっこさんの後ろを走り、
R4手前でお別れ。次はお泊りにくるからギョーザご馳走してね、やっこさん。
スムーズに流れるR4を南下してR50にスイッチ、西へ向かって走る・・・が。
途中バイパスの様なところで左車線を走る管理人に右車線から大型トレーラーが幅寄せしてきた!
加速しても前には出られそうに無いと判断してフルブレーキをかけながらトレーラーと共に目の前の立体交差を降りる方向へ。
どうやらここで降りたかった様だがこちらの存在は意識の外なんだろう、気遣う様子はない。
1m隣にはトレーラーのタイヤ。洒落にならん。ツワモノと比べればまだまだだが、そこそこの時間をバイクには乗ってきたが
(本当に死んじゃうかも)と諦めかけたのは今回がはじめてかも知れない。左の壁ギリギリまで逃げたところで間一髪回避。
多分、何も気付かないままであろうトレーラーを壁際で止まって見送った後、のろのろと立体交差を降りる。
少し離れたところでバイクを停めて、ヘルメットを脱いで一服。・・・・・・・・・箱にポジションランプ付けようかな(汗)
深呼吸して出発するが、まだ落ち着いていなかったのか。R50に戻れば良いものを何故か適当な進行方向に進む管理人。
そしてその辺りの大間違いにまるっきり気付かない管理人。これが今日の最大のミスになる。
時間にして30分ほどだろうか。どこをどう走ったのか、現在位置がさっぱり分からない。思いっきり迷子。
何もない田んぼの中を走ったり、住宅地の中を走ったり。どこをどこにむかっているのかさっぱり分からない。
誰かに道を聞こうにも現在位置が分からないのでは泣きつかれた方も手の出しようがないだろう、と迷走を続ける。
川沿いの様な場所に出たので堤防を登ると、少し距離はあるが大きそうな道とコンビニの看板が見えたので向かう。
入ったコンビニで店員さんに道を聞くと店の前の道はR50で、埼玉に向かうなら直ぐ近くに上武道路と言うのがあると言う。
埼玉に入っておけば明日の行程も楽になるだろう、と一息ついて改めてコンビニに入り晩御飯を仕入れる。
R17上武道路にスイッチして南下していく。大型トラックが多くて流れも速い、さっきの恐怖が頭をよぎって抜かれる度に冷や汗。
R17バイパスを走りきると、バイパスじゃないR17にぶつかるので取り敢えず東京方向へ。
コンビニで一服しながら地図を見るが、疲れのせいか、迷子感覚のままなのか、死にかけの影響か。
そこからそう遠くも無い距離に友達の家がある事を見落としたまま北上していく。目標は道の駅おがわまち。
距離感がもうさっぱり分からない、遠いんだか近いんだか。小さな県道の表示を追いながらも追いきれない。
自分の走ってる道があってるのか間違ってるのかさっぱり分からないが、まぁあっていたんでしょう。道の駅に到着。
トイレと自動販売機と駐車場があるが、建物は夜は閉鎖されるらしい。トイレだけ借りて駐車場の隅っこにテント設営。
テントにもぐってブーツを脱ぐとスノーボード用の厚手の靴下に穴が空いていた。
そりゃあそうだろう、足の感覚なんかとうに無い。コンビニおにぎりを頬張って、ビールを飲む。
さて、寝てしまえと思ったところで車が一台駐車場に入ってきて駐車。エンジンを切らずにアイドリンしている。
駐車場のあちこちに『長時間のアイドリングは禁止』とあった筈だが、そんなもん無くても非常に迷惑。
しかし、正直言って疲労困憊、文句を言いに行くのもしんどい管理人は無視して眠り込むのでした。
本日の走行距離 571km
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